みやざわ社会福祉士・行政書士事務所

                                  

こんな夜更けにビールかよ 愛しきうさぎ

宮澤です。


うさぎたん。です。
ニンジンのおやつ、うまー。

先日、映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観ました。
年末に映画館で前売券を買おうとしたところ「レイトショーの方が安いですよ」と言われたので、仕事のない夜に。

鹿野靖明さんという、小さい時から筋ジストロフィーを患っている札幌在住の方の実話です。
首と手しか動かすことができないにもかかわらず、病院での生活を望まず、大勢のボランティアを集めて地域で自立生活を送った方です。

そのボランティアの一人が、僕の高血圧症の主治医なんです。
映画化について診察の時に聞いてみたら「エンタテインメントとして、恋愛の要素が大きくなるのは仕方ないんですけどね」と話していました。
映画だけでなく、原作『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史;北海道新聞社、文春文庫)も、ぜひ読んでください。
札幌いちご会の小山内美智子さんも退院パーティーの場面で出演していたりと、たくさんの人の協力で作られた映画のようです。

安倍首相夫妻も年末に観たそうで「元気が出た。いろいろと考えさせられた」と話したそうですが、いったい何を考えたのでしょうね。

僕が一番考えさせられたのは、人間が生きていくってどういうことなんだろう、ということです。
ただ生きているだけなら、病院で医学的管理のもと、チューブにつながれている方がたぶん長生きできる。
でも、自分の人生、自分が主人公なんだから、自分が責任を負ってでも自分で選んで自分で決めて、周りの人からは愚かなことをと思われたって、社会の一員として希望を持って、自分が望む生活をしたいじゃないですか。
例え手足が不自由で、他の人の支えが必要であっても、同じだと思うんですね。
そもそも、衣類や食べ物などすべて自分で賄ってます、って人はいないわけで、お互いに依存し合いながら社会生活を送っているんだし。
「自立とは、助けてと言える仲間を増やすこと」という言葉を聞いたことがあります。
助けてと気軽に言い合える社会なら、みんな生きやすい気がしますが、今の日本社会には他人を助けるゆとりがなくなってきているんでしょうね。
自分より幸せそうな主人公を許せないボランティアの場面でもそう思いましたし、貧困な福祉のイメージを垣間見ました。

あとは、障害を持った子と母親のそれぞれの気持ちは、観ていて胸にぐっときました。
胸にぐっときたといえば、洋ちゃんが高畑充希の・・気になった人は映画を観よう(笑)。

帯広コア専門学校介護福祉科の学生さんにも、感想を聞いてみたいですね。
2年生は27日の国家試験に向けて、映画どころじゃないか。勉強ガンバ。
1年生、時間あるだろうから観てください。

映画を観終わって、家に帰ったのが夜11時過ぎ。
うさぎたん。を膝抱っこしながら、買ったパンフレットを読んでいたら、自然と冷蔵庫の缶ビールに手が行って。
ついでにポテチなんか開けちゃって(笑)。
そんなんだからやせないんだよ、明日仕事だろ、ボーっと生きてんじゃねぇよ! と叱られる(笑)と思いながらも、これも自立生活なのよ、と思ったりして。